こんにちは、DrawerアシスタントのMです。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
陽が長くなり、外で過ごす時間が気持ちのいい季節になってきました。
牧場では、生まれたての子羊たちが元気よく飛び跳ねている可愛らしい様子も見られます。
わたくしごとですが、年始の投稿で触れさせて頂いたバーチャルランのチャレンジを遂に完走!
自身で目指していた日程より、遅れること数日、約100日ほどをかけて
全国3000名ほどの参加者中、98位(ギリギリ100位以内)でゴールすることができました。
結果はさておき、チャレンジを成し遂げられたことが嬉しいです。
UK縦断、870マイル超の道のり…
あれこれと楽しみを見つけながらモチベーションを保ってきたのですが、
その中でも ”郵便ポスト探し”との出会いは、とても面白いものとなっています。(現在進行形です)
ランニング・ウォーキングのグループを通じて、この「未知だった世界」を知ることとなり
「新たなことを始めたことによる相乗効果」というものもあらためて実感しています。
今日はこのマイブーム “郵便ポスト探し” について…。
現在、英国内で稼働しているポストボックス(郵便ポスト)は、約115000基ほどあり、
それぞれのボックスには、ほぼ必ず、作られた時代の王政のシンボルである
サイファーと呼ばれるマークがつけられています。
私のポストを探す旅は先ず、この6種類のサイファーのついた郵便ボックスを見つけることからスタートしました。
今まで無意識に目にしていたボックスが、意外と古いものだったり、珍しいデザインだったり。。。
製造期間の短いものは、見つけるまで少々、苦戦しましたが数日かかり、5種類のサイファーを確認。
しかしながら、エドワード8世時代のものは未だ見つけられていません。
エドワード8世の在位は、1936年(昭和11年)の間のたったの11ヶ月間だけでした。
退位にまつわるストーリーは「王冠をかけた恋」としてもよく知られていますね。
美男子と言われていた国王とアメリカ人女性との大きなドラマは、
最近、世間を騒がせている王室のニュースとは比べ物にならない程の大騒動であったことでしょう。
そんなエピソードを背景に持つエドワード8世時代のポストボックスは
全国でもたったの100基ほどしか現存していないそうで、
私の住む街には、どうやら1基も無いようなのです。
(街にあるポスト約220基、ほとんど全て確認しましたので間違いないと思います!)
残念ながら、外出規制に伴い、自分の住むエリア外へは探しに行けません。。。
今はただ、ロックダウン明けがとても待ち遠しいです。(ポスト捜しのために?!)
その時代ごとのサイファーをつけるアイデアがどうして生まれたのか、そこまでは詳しくわかっていませんが、
ポストを見ることで、街の成り立ち、人口や住宅の発達の時期、道路の歴史なども朧げながらもわかってきました。
ほんの数ヶ月前まで、全く意識したことのなかったポストたち
(むしろ、使っている人がいるのかしら?ぐらいに思っていました。ごめんなさい)
長年、歩道に佇み、移りゆく風景を見守ってきてくれていたのかと思うと、今は尊敬すら感じます。
ひとことでポストボックス、と言っても、形、サイズ、色、年代など、さまざま。。。
普段、何気なく目にしていたものが
古くは160年以上も昔に作られたアンティークだと知るとさらに興味が増すようです。
こうして奥の深い沼にどんどんとハマっていくのでした…。
単なる気分転換のジョギングから、今や、郵便ポストのスタディグループにまで入会してしまった私。
やや迷走中にも思えますが、私のポストの旅はさらに次回へと続きます。
花便りが待ち遠しい頃ですが、まだまだ朝夕は冷え込みます。
みなさまどうぞお健やかにお過ごしくださいね。
ではまた。
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