みなさん、こんにちは!
DrawerのアシスタントNでございます。
11月もすでに半ば、着々と年末の一大イベントであるクリスマスが近づいております。通常この時期、こちらはクリスマスムードになりつつあるのですが残念ながら今年のイングランドは現在ロックダウン中でございます。悲。😢
実はもう3週間ほど外出という外出はしておりませんので私の住んでいる街の中心地がどういう状態かまったく分かっておりません。デコレーションやイルミネーションで華やかになっているのでしょうか?
今年は自粛ムードですので街には行かず以前に撮った写真をみてクリスマスの気分を盛り上げたいと思います。笑。
そして、つい先日ひとみさんが発表されたアンティークイラストのオリジナルオーナメントが即日完売となりました~!
ご購入でき年内にお手元に届いた方は是非今年のクリスマスツリーに飾ってみてはいかがでしょうか?とてもステキで可愛らしいですよね!
残念ながら今回購入できなかった方はまた後日お知らせさせて頂きますのでお見逃しなく!
さて今回のブログではちょっとした豆知識としてロンドンのグリニッジというエリアに展示してある帆船カティーサーク号についてお話したいと思います。
紅茶とつながりがあるので是非聞いて頂けたらと思います。
先週、お仕事の為にひとみさんのご自宅にお邪魔させて頂きました。その際に目についたのが帆船カティーサークの模型でした。
わたしは以前東ロンドンに8年ほど住んでおりました。そして以前住んでいた自宅から車で30分ほど南下し、トンネルでテムズ川を越えるとグリニッジという街があります。グリニッジには何度か足を運んだことがございます。
みなさんはきっと一度はグリニッジという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
そうですね、グリニッジ天文台でご存じかと思います。
グリニッジはユネスコの世界遺産に登録されている港町でもあります。またグリニッジマーケットもあり、アート&クラフト、アンティーク、フードコート、ヴィーガンスイーツなども売られ是非ロンドンを旅行される際は訪れて頂きたい街のひとつです。
その港町に堂々とそびえ立つのが
カティーサーク号
カティーサークは現存する雄一の紅茶運搬船なのです。とはいっても実際には2007年に船体より火災が発生し、鎮火するも鉄のフレームを残して多くの部分が焼失してしまいました。あいにくにも解体修理中の出来事で多くの部品はすでに取り外されており違う場所で修理をされていたらしく、焼失は船体の全体10%ほどで済んだとされています。
19世紀、中国やインドから紅茶を運搬していたのはこのカティーサーク号のような快速帆船でした。東インド会社が中国とヨーロッパの貿易を独占していた時代には紅茶を18か月から24か月かけてロンドンまで運んでいたそうです。1834年に東インド会社の独占が終了すると多くのヨーロッパの船主がこぞって中国貿易に参入し、イギリスの国民的な飲み物である紅茶をいかに新鮮に早く運送することができるかに関心が高まりました。最初に届いた一番茶は高値で取引され、船主と船長は莫大な利益と名誉をえることができたそうです。
これを機会にカティーサーク号のような紅茶運搬快速船(またの名前をティークリッパー)が次々と誕生いたしました。どのティークリッパーがイギリスまで最短で1番早く紅茶を運ぶことができるか競うことをティーレースと当時呼びました。
残念ながらカティーサーク号は最短輸送期間の記録を更新することも、ティーレースに勝利することもできなかったみたいですが、中国からイギリスまで107日から122日で紅茶を輸送できたそうです。ちなみに1番手のティークリッパーとは1週間遅れでカティーサーク号はイギリスに到着したそうです。
今現在も、カティーサーク号は有料となりますが一般公開されております。
私は外観しか見たことがないので次回ロンドンに行くときは是非ゆっくり船内を見学したいと思います。
みなさんもロンドンに訪れることがありましたら、カティーサーク号の近くで感慨に浸りながら是非アフターヌーンティーを楽しんで頂けたらと思います!
以上。紅茶運搬船カティーサーク号のお話でした。
それではまた!
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