英国・コッツウォルズより、こんにちは〜?
先日、メールマガジンで、『どうしても判断できないもの』 というタイトルで、年代やメーカーが分からないティーセットのことを書いたのですが、
こちらが、そのティーセットになります。
とても英国らしい、バラが全体に描かれたティーセットです。
(こちらのお品は、すでに完売してしまいました。ご希望の方は、リクエスト承りますので、お問い合わせくださいませ)
このティーセット、一見、とても古いクラシックの陶磁器にも見えるのですが、
バラの部分はトランスファーで、葉っぱの部分に、手描きで色付けがされています。
”英国のバラ”と呼ばれる、このバラの絵柄は、とても人気がある絵柄で、たくさんのメーカーで作られています。
こちらのお品には、バックスタンプもなく、パターンナンバーだけが刻印されています。
さて、どのくらいに年代に作られたものでしょうか?
こんな可愛らしいバラの摘みのついたティーポットも付いておりました。
もともと、私の師匠の陶磁器の専門家の方が持って来てくださったお品だったのですが、
その方と、私とで話し合った結果、
おそらく、1900年初期 1920年代前くらいのものだろう、という結論にいたりました。
トリオのカップにもソーサーにもプレートにもバックスタンプがない、ということはよくあることで、
セットの場合は、セットの中のうちの、ティーポットだけにスタンプが付いていたりすることもあります。
でも、全セットが揃っていて、ティーポットやジャグにもマークがないのは、なかなか腑に落ちないのですが、
それでも、1800年代のものではないのでないか、というのは、素地の感じや、ソーサーの作りなどからの判断です。
長いことアンティークを扱う仕事をしていても、まだまだ判断が難しいことがたくさんあります。
でもまた、そこがアンティークの面白さでもありますね。
このようなお話を、メールマガジン『楽しくアンティークを学ぼう!』でも書いております。
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