英国・コッツウォルズより、こんにちは〜???
まだ娘の夏休みは始まっていないですが、もう夏休み気分の毎日。・・・イギリスには珍しい晴天の毎日なので、気持ちはもう夏休みです。
外は30度くらいの暑さなのですが、古いお家は、こういう時には快適!!
かなり涼しくって、家にずっとこもっています。(冬は寒すぎていやですが)
可愛らしいカップ&ソーサーでしょう!!
手描きのお花が描かれたりしているわけでもなく、シンプルな感じもしますが、よく見ますと、カップとソーサーの縁はエンボスで形付けられています。
モコモコ、可愛らしい?
形付けられた上から、金彩で丁寧に装飾されているのです。
エメラルドグリーンもなんとも言えない色合いです。
こちらのカップ&ソーサー、バックスタンプがないために、いろいろ意見を聞いて回ったりもしましたが、このくらいの時代のものは、判断がとても難しいです。
おそらく、ヴィクトリア時代のギリギリでバックスタンプが付けられはじめる前のものかなと想像します。
ミントン? コールポートではないし・・・ リッジウェイだ!! と私は思ったのですが、
結論として、”ブラウンウェストヘッド”のお品ではないか、ということに収まりました。
リッジウェイが、コウルドンになって、その後、ブラウンウェストヘッドなりました。
知る人ぞ知る、とても珍しいデザインのカップ&ソーサーを作ったメーカーです。
こういうふうに、探偵みたいな作業も楽しい。
バックスタンプがないのは、メーカーが分からず困るのだけれど、アンティークディーラーとしては、難題をもらったようで、
ワクワクした気持ちにもなります。
そして、アンティークを買う立場で言いますと、バックスタンプがなくて、メーカーがはっきりとしないものに関しては、お値段が少し安い、という利点もあります!
先日、お問い合わせで、『古いものには、バックスタンプがないものも多々ありますが、どうしてバックスタンプがないのですか?』 という質問をいただきました。
メールマガジンでは、こういう質問の答えや私の見解なども書いています。
ぜひぜひ、登録してみてくださいね!!
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