英国・コッツウォルズより、こんにちは?
もう10月ですね。
英国は、ここ数日、急に秋晴れお天気。久しぶりに、連日で太陽を見ています。
こんな時には、あわててお洗濯〜〜〜!です。
なのに、なんと、なにが起こったか・・・洗濯機が壊れました。(ほんとに!)
結構長く使っていたから、寿命だったかなあ。(すごい音がゴゴーーッと鳴って、止まった)
・・・・・
洗濯機のお話ではなくて、ティーポットの紹介でした。
先ほど、ウェブサイトに、1790年代の美しすぎるティーポットを掲載いたしました。
この時代の品は、ロココリバイバルなどは、びっくりするほどカラフルで装飾がこれでもか!と、されているものもたくさんありますが、
お茶と共にやってきた、中国の真っ白い磁器へのあこがれから、その白い磁器を美しく見せるようなデザインのものもたくさん作られました。
このティーポットも、そんな白さを強調しているように思います。
手描きで描かれた植物は、手で描いたのだろうか、とかなり顔を近づけてみてみますと、手で描かれているということがわかります。そのくらい精巧に描かれています。
顔を近づけてどうしてわかるかというと、他の同じパターンの絵と比べてみるのです。
そうすると、本当に少しずつ、花びら一枚一枚の形や大きさが違うことがわかり、手描きだということが分かります。
陶磁器メーカーの職人たちの中で、一番お給料が高かった職人は、金彩職人でした。
金彩は、一番最後につけるものですので、仕上げのお仕事。
時間と手間をかけて作ってきた磁器の、最後の最後の仕上げ。責任重大ですね。
ウースター美術館は、家からほど近いところにありますので、何度も足を運んだことがあります。
たまに、週末などに行くと、金彩職人さんがデモンストレーションをして、金彩つけをしているところを見ることができます。
まあ、それはそれは、細かな作業です。
見ているだけで、手がぷるぷるしてきそう!
たくさんの職人たちの技術の結晶のティーポットです。
状態がこれだけよいティーポットも、とても貴重です。
飛び出したそそぎ口、取り外しする蓋・・・・ぶつける確率大です。
どれだけ、そそぎ口の小さくかけた、蓋の小さくかけたティーポットを見てきたことか・・・。
それを思うと、こちらのティーポットの状態は奇跡の状態です。
ぜひ、ウェブサイトでご覧になってみてくださいね。
http://drawerhome.jp/?pid=94086544
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