英国・コッツウォルズより、こんにちは〜?
『ロココリバイバル』・・・この言葉、ウェブサイトにはたくさん出てきます。
Drawerのウェブサイトで扱うアンティークの中には、ロココリバイバルと言って、フランスのロココ文化に影響を受けたデザインのテーブルウェアがたくさんあるからです。
オリジナルの『ロココ』というのは、フランスで18世紀のルイ15世の時代に起こった美術や文化の様式のことを指す言葉です。
こちらのお皿は、英国で作られた、”ロココリバイバル”のケーキ皿になります。
フランスで18世紀に起きたロココ様式は、英国で、1810年代から、1830年代にかけて流行りました。
この英国で流行ったロココ様式のことを、『ロココリバイバル』と呼びます。
ロココ様式の特徴は、『淡い色合い』『非対称的』『曲線』『金』!!
このお皿には、そのほぼすべてが入っていますね。
アンティークを扱う中で、私が好きなことのひとつが、細かな絵柄や、デザインを、じーーーーっと眺めることです。
このお皿も、じーーっと眺めがいがあります!(笑)
真ん中の絵は手描きです。1830年〜40年代ころに作られた品物は、たくさんのものが手描きで作られていました。
バラの花は必ずといっていいほど、手描きの花束の中に入っていますが、他のお花は何の花だろう?
4枚の皿のどれも少しずつ花の絵が違います。
くるくると引かれた曲線の中に葉っぱが隠れていて、灰色の中を見ると、ダイヤモンドのようなひし形がちりばめられています。
これでもか!と装飾されているロココ様式の自由さや、空でも飛んでいけそうな、なんだか、開放感があると思います。
ヴィクトリア時代が始まり、大量生産がどんどんされていくと、印刷のものも増えていきますが、このころの時代は、本当に手間をかけて作られています。
180年以上も昔のものが目の前にある、ということも、いつも不思議な気持ちになります。
アンティークを扱う仕事をしているので、古いものをたくさん見る機会があるけれど、それでも、・・・だからなのかな、
本当に、きれいな状態で残っていることに感動します。
コメントを残す