イギリス・コッツウォルズより、こんにちは〜♫♫♫
今、雑誌ミスターパートナーの記事のイラストを描いているところです。(・・・ちょっと休憩中)
2ヶ月に一度発行されている”ミスターパートナー”の巻頭のカラーページに、”ささきひとみの暮らしとアンティーク”という記事を書いております。今書いている記事が、VOL126!!もう何年続いているのだろう・・。
確か、2010年くらいに連載を始めたような気がします。となると、10年以上!?!?
今は、2ヶ月に一度の発行になりましたが、ずっと長い間、毎月の発行でした。
本当に、よく続いているな〜〜と自分でも感心してしまいます。
ビートン夫人の家政本
今回のテーマは、”ビートン夫人”。120以上も記事を書いていると、書いていないテーマを見つけることが大変。長く記事を書いていて、さらにアンティークの講座でお話をしたりしていると、記事に書いたことがあったっけ? 思い出せなくなってしまってます。
今回のビートン夫人については、まだ一度も書いたことがありませんでした。
1冊、とても古い、ビートン夫人の家政本を持っています。かなりボロボロ。
本当に辞典のように分厚い本です。
1836年、ヴィクトリア時代が始まる1年前に、イザベラ・メアリー・ビートンは生まれました。
長い間、ビートン夫人は私の中ではヴィクトリア女王のように恰幅のいい、ヴィクトリア時代の母のような、お料理もお掃除も片付けもなんでもできちゃうスーパー主婦、のような人を勝手に想像しておりました。
でも、実は、イザベラは、28歳で亡くなっているのです。この分厚い家政本が発行されたのが1859年ですから、
イザベラはまだ23歳の時に書いた本ということになります。
何百ものレシピや、テーブルコーディネート、マナーのことなどが、びっしりと書かれています。
イザベラは、優秀な編集者であり、たくさんのレシピのほとんどは、人々から集めたものやすでに発行されたものをコピーしたものだったようです。
イザベラが亡くなった後も、家政本は改訂を重ねて出版され続けました。
ヴィクトリア時代には、私と同じように、ビートン夫人が書いている本だと思っている人々がたくさんいたようです。
現代にも今の時代に合わせながら、ビートン夫人の本は作られ続けていることは、驚きです。
1900年初期のガラスのイパーン
ビートン夫人の本の中には、テーブルコーディネートのページが数ページあります。
100年前にどんなふうにテーブルを飾っていたかが分かる貴重な資料です。
必ずと言っていいほどテーブルに登場するのは、お花のアレンジメントです。
お花を飾るための道具をイパーンと言います。
1920年代シルバープレート製・ひらひらと淡いミルクイエローガラスのトランペット型イパーン
こんな可愛らしいガラスとシルバープレートのイパーンは、お花を飾らなくてもなんだかお花が咲いているように見えますね🌸
イザベラが若くして亡くなってしまったことは本当に残念です。
もしもイザベラがもっと長生きをしていたら、きっと、ヴィクトリア時代の女性たちの生活スタイルは違ったものになっていたのかしら。
きっと、楽しい生活のための本をもっとたくさん出版したのだろうなと想像します。
ミスターパートナーの記事になるのは5月号となり、少し先になりますが、どうぞお楽しみに!!
サロン第3期は、4月から始まります!!
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