ここは天国?英国で一番美しい風景式庭園

イギリス・コッツウォルズからこんにちは✨

お元気ですか?

熱波が過ぎ去り、それでもお天気は続いていて、爽やかな1日のイギリスです。

夏至からもう1ヶ月が経って、だんだんと日が短くなっているとはいえ、まだ8時くらいでも明るい。夕方、仕事が終わって、夕食を食べた後でも、お散歩に出かけられるのは嬉しいです。

今週から学校の夏休みが始まっているので、なんとなく、子供の声があちらこちらから聞こえてくるような気がします。

自分は夏休みではないのだけれど、この夏休みの雰囲気って、独特で、なんだか懐かしく感じます。子供達の声、太陽の熱、地面からの匂い。夏が一番、空気や雰囲気からさまざまな思い出を思い起こしてくれる季節かも。

 

ここは天国?英国で一番美しい風景式庭園

 

イギリスに住み始めたばかりの頃。小学校からの友人で庭園設計などを手掛ける仕事をしている友人から、もしもイギリスに行ったら『スタウアヘッド』にまず行きたい!と言われたことがずっと頭にあったのに、26年目にして、やっと、行くことが出来ました。

ナショナルトラストで管理されている『Stourhead』。

ナショナルトラストのページには、”世界的に有名な風景式庭園”と書かれています。

大好きな”プライド&プレジャディス”の映画の曲が流れてきそうな風景。

 

ナショナルトラスト・スタウアヘッド

この庭は、地主ヘンリー・ホーア2世が、ヘンリ・フリッツクロフトという建築家と一緒に、1740年代から30年ほどかけて作り上げた、イギリス風景式庭園です。

私は、最初、ケイパビリティブラウンの庭園と思っていました。

ほぼ同じ時期に、ケイパビリティブラウンも、たくさんのイギリスの邸宅の庭の風景式庭園を作っています。

ケイパビリティブラウンとヘンリ・フリッツクロフトの庭との違いは、フリッツクロフトの庭はまるで、『一枚の絵画の中を歩く庭園』のようで、歩いていくと、ところどころで、絵画のような風景が目の前に現れます。

向こうのほうに神殿のような建物が現れたかと思ったら、目の前に洞窟が出てきたり!

 

昔の人が作ったテーマパーク、とも言えるでしょうか。”絵画が目の前に現れるテーマパーク”?

ケイパビリティブラウンの庭園は、これに比べ、もっと自然に見えるように作られていて、あまり、神殿のような建造物がなく、まるで、昔からそこにあった自然のように見えるように作られているところに違いがあります。

ヘンリ・フリッツクロフト=古典主義、ケイパビリティブラウン=自然主義

時代的には、ヘンリ・フリッツクロフトの方が先で、のちにケイパビリティブラウンの自然主義に続きます。

スタウアヘッドの邸宅の中にも入れるのですが、中は、まるで美術館のように、壁いっぱいに美しい絵画が飾られていました。

ナショナルトラストの邸宅は、その地主が住んでいた様子を見せてくれるところが多いように思っていたのですが、ここはまるでそういう雰囲気を感じさせない場所でした。

でも、調べてみると、それは、当時の地主本人も、この邸宅を、住まいというよりも、グランドツアーで収集してきた素晴らしい絵画を見せるための家として使っていたようなのです。

 

驚くほどの絵画の数々が、所狭しと飾られており、1枚1枚を楽しむというよりも、その空間に圧巻させられる感じ。

1日では、絵画の美しさにお腹いっぱいになりすぎて、見切れないくらいな気持ち。

もしも邸宅とお庭を訪れるならば、邸宅を最初に、そして、ゆっくりとお庭を回ることをお勧めします。

 

庭の本物の風景の絵画の中で、1700年代の人々がどんなふうにこの風景を感じたのかに、思いを馳せました。

 

アンティークのティーボウルの中に描かれた風景画を見つけることがありますが、こんな風景を見ながら、作られたのだろうなと想像しました。

 

1780年頃 ダービー 風景画が描かれたティーボウル&ソーサー

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