英国・コッツウォルズより、こんにちは〜?
ここはどこでしょう?・・・・・
どこでしょう、と言うと有名な場所のようですが、特に有名な場所ではないです。
”大きなアンティーク”とタイトルに書きましたが、まさにその通りで・・・・
答えは、『サルベージヤード』・・・と呼ぶ、古い材木や、レンガ、石材・・・などなどを扱うお店です。
英国には全国にたくさんあります。
上の写真にはいろいろなものが写っていますが、よーく見ますと、レンガや石材が見えると思います。
これは、木材。立派な梁がたくさん並んでいます。
英国には、たくさんの古い家に、普通に人が暮らしています。
私が今このブログを書いているこの部屋も、1600年代に建てられました。(・・・と思うと、なんだか改めて不思議な感じ。。。)
この家も住む前にだいぶ改築をしているのですが、その時に必要になるのが、このサルベージヤードです。
古い家に合った、ドアや、窓、レンガを見つけることができます。
本当に、ものは大きいのですが、アンティークのお店です。
サルベージという言葉の意味は、救出・救助、救い出す・・・というような意味。
もう住めなくなった家を解体する時に出た廃材は、英国では、廃材ではないのですね。
廃材を救い出している場所とでも言いましょうか。
レンガなどは、新しいものと何が違うの? と 思いそうになりますが、
焼き方などで、色合いも違いますし、古い家を修復する時に、すでにそこにあるレンガと色が合うように作るためには、同じ古いレンガが必要なわけです。
家も、屋根の瓦が割れているものがあり、取り替える際にも、サルベージヤードに買いに行きました。
瓦ひとつとっても、形は全く違いますし、遠くから見ると、青っぽかったり、赤っぽかったり、同じ茶色でも色合いが違います。
コッツウォルズストーンもありますよ。
きっとコッツウォルズに来られた方はお分りかもしれないですが、新しいコッツウォルズのお家と、古いコッツウォルズのお家は、同じコッツウォルズストーンでできていても、全く色合いが違います。
新しいコッツウォルズストーンは、眩しいくらいにオレンジ色のような色ですが、古いものは、雨風にさらされて、いい感じに優しい色合いになっています。
古い家の一部を修復したりする時に、できるだけ、古い家に合わせるためには、古い石が必要になります。
家の中のものもあります。
大きなシンク。 新しく作られたもので、カントリー調のものもあるので、必ずしも英国人のみんなが古いものを好むというわけではありません。
英国人もやっぱり、新しいものは好きなので、外側は古い感じがいいけれど、中は新品で!という人たちもたくさんいます。
私たちは、新品よりも、古いものを好むので、お風呂場のシンクや、お風呂も、古いものを使っています。
こんな感じで、よりどりみどりです!!
・・・絵柄がついたシンクなんて、今では絶対にありえないですよね。
こういう凝ったものも、ヴィクトリア時代にはたくさん作られていました。
残念・・・というか、当たり前かもしれないのですが、サルベージヤードも、ここ10年くらいで、減ってきているように思います。
古いものは、数が減っていく一方で、それは、カップ&ソーサーや、小さなものも一緒。
その分、今あるアンティークを大切にしていきたい・・・と心から思います。
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