こんにちはDrawer アシスタントのNです。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
もう早いもので10月も半ばとなってしまいました。毎年この時期になるとあっという間に1週間が経ってしまうと感じるのは私だけでしょうか?
近所のスーパーに行くとすでにクリスマス関連の商品が並んでおります。(イギリス人は気が早いです!)
いつもでしたらクリスマスの前には
ハロウィンとガイ・フォークス・ナイト
という2つのイベントがあるのですが、今年はコロナの影響で残念ながら自宅で静かにしていることになるでしょう。涙。
ということで今回は我が家が英国の秋の2大行事ハロウィーンとガイ・フォークス・ナイトの日を毎年どう過ごしているかを写真とともにお伝えさせて頂けたらと思います。
ハロウィン
ハロウィンはすでに日本でもおなじみかと思いますが、イギリスでも大変人気のあるイベントです。
ハロウィンは毎年10月31日に行われ、古代ケルト人が起源と考えられているお祭です。もともとは悪魔などを崇拝し、生贄を捧げる宗教的な意味合いのある行事でしたが、現代では世界中で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなってきています。
カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがあるのはみなさんもご存じかと思います。
我が家の歴代のジャック・オー・ランタンをいくつかここでご紹介させていただきます。
ランタン用のかぼちゃは後日パンプキンスープにして頂くときもございます。Drewer アシスタントMさんが先日ハロウィンにちなんでかぼちゃを使ったランチを用意して頂け、ひとみさんと美味しく頂きました。Mさん、ご馳走様でした!
ハロウィンの夜は2時間ほどご近所様に” Trick or Treat! をしに外出いたします。いくつかのご家庭はこの日の為に家の中をお化け屋敷にして子供たちを招待いたします。かなり本格的なお化け屋敷にしている方達も!写真がないのが残念です。
もちろん親も同伴なのでご心配なく!
ご近所様から頂くものはというと下記のようなもの。すごい量です。。
ハロウィンは子供達が1年の中でクリスマスと自分の誕生日の次に楽しみにしている行事といえるでしょう。
そのハロウィンが過ぎると次は翌週に
ガイ・フォークス・ナイト
と呼ばれる行事があります。
ガイ・フォークス・ナイトとは?あまり日本では馴染みのない行事かと思いますのでここでご紹介させていただきます。
ガイ・フォークス・ナイトは、ガイフォークスデー、ボンファイヤーナイト(たき火の夜)とも呼ばれ、11月5日に主にイギリスで毎年開催される記念行事です。その歴史は1605年11月5日の事件で始まり、ガイフォークスという人物があのビックベン(国会議事堂)を爆発物で爆破して英国王ジェームス1世を暗殺しようとして逮捕されました。この暗殺が未遂に終わったことから英国では毎年11月初旬に花火を打ち上げて平和を祝う習慣ができました。
イギリスで紅茶がチャールズ2世によって普及し始めたのが1660年代とのことですので、その50年以上前のお話です。ふと1660年代の英国人がどのようなティーカップで紅茶を楽しんでいたのかが気になります。その当時はまだイギリスでは現在のような紅茶用の陶磁器を作る技術がなく、きっと中国から輸入していたものを使っていたのでしょうか?その後100年以上を経てニューホールが中国のティーカップを真似て下記のような陶磁器を作ります。
ハンドルがなく、東洋の陶磁器と本当に似たデザインをしていますよね!
こちらはニューホールのティーボールです。
Drawerでもティーボールをご用意させて頂いておりますのでウェブサイトで確認してみてください!
ニューホール
古い英国の陶磁器が好きな人であれば、きっと一度は聞いたことのあるメーカーではないかと思います。そしてニューホールといえば、素朴なピンク色のバラや格子模様、二ッティングパターンのティーボウルを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?1781年から1835年の54年の年月を経て閉窯したメーカーです。1768年から1770年に存在したプリマス窯から派生していますが買収を経てリチャード・チャンピオンがストークオントレントに開いた窯がニューホールとなります。
ごめんなさい、話しが脱線してしまいました。。
この時期の夜になると家の中にいても花火の音が2-3日または長い時には1週間にわたって響き渡ります。
私たち一家は毎年近所のクリケットグラウンドに行きガイ・フォークス・ナイトを楽しんでおります。そこにはライブバンド、食べ物や飲み物の屋台が出て多くの人で賑わいます。
日本では花火は夏に行うものですがここ英国ではお伝えしたように11月の寒い時期に行います。手袋、マフラー、帽子をかぶっての花火鑑賞です。でもやっぱり花火は夏っていうイメージがあり、ちょっとしっくりいたしません。
正直、日本の花火の綺麗さや迫力には勝てませんが、私の中では遠い日本を思い出す毎年恒例のイベントとなっております。
日本の河川敷での花火大会が懐かしいです。。
ということで今回は英国の秋の2大行事をお伝えさせて頂きました~。
* 内心ハロウィンで頂くあの大量の甘いものを子供たちに食べさせたくないと思っておりましたので今年はホッとしております。
これから寒くなってまいりますので皆さまもくれぐれも体調管理をしっかりして生活なさってくださいませ。
それではまた!
コメントを残す