英国・コッツウォルズより、こんにちは〜?
H&Rダニエル、あまり知られていない窯でしょうか。
知る人ぞ知るメーカーと言えるかもしれません。
とても古くから陶磁器を作り始めた窯なのですが、1822年から1846年のとても短い間に創業していた窯です。
とても短い期間の間に、たくさんのパターンが作られました。
H&Rダニエルの品物は、金彩をふんだんに使っており、豪華絢爛で、私から見るとあまりにもまぶしすぎます。
今まで扱うことが少なかったのですが、今回、蝶々がカップとソーサーに描かれ、まるで羽ばたくような雰囲気のお品に魅せられました。
ダニエル窯は、当時、裕福な貴族の顧客をたくさん持ち、王室までもが顧客だったと言われています。
絵付けの質にもこだわり、当時、あらゆるメーカーから、絵付け師をヘッドハンティング!していたようです。
こちらのカップの果物と蝶々を描いた絵付け師は、”トーマス・スティール”という人物です。
もともとは、リッジウェイから絵付けを学び、その後、ダービーで絵付け師として活躍していたのですが、
1824年頃にダニエルに職を移します。
実際に絵付け師がわかっているカップはなかなか手にすることはありません。
美術館に並んでいてもおかしくないティーカップ&ソーサーです。
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