英国・コッツウォルズより、こんにちは〜?
いつ頃に作られたカップ&ソーサーだと思いますか?
鮮やかな青い色と可愛らしい絵柄は、古いものとは思えない感じです。
でも、実は、1840年代の、かなり古いカップ&ソーサーです。
最初は、私も少し疑ってかかったくらい。
ヴィクトリア時代以前のものにはバックスタンプがないものも多いので、バックスタンプがないと、1840、30年代以前のものと考えて見ますが、
バックスタンプがないからと言って、必ずしも、絶対に古いものとは断言できません。
本当にヴィクトリア時代前のものかどうかと目を疑うほど、状態もよいのですが、
ハンドルの形と、カップ全体の形、素地の状態、色合いから、”HRダニエル”というメーカーのものと判断いたしました。
はっとさせられるような青色で、櫛形の文様がソーサーとカップの縁を飾っています。
波打つ素地の形に合わせてアクセントのように金彩がほどこされています。
なかなか見ない、珍しい絵柄のお品です。
『かわいい』 『状態が良い』 『珍しい』の三拍子の上に、HRダニエルという、こちらも知る人ぞ知る、英国の名窯・チェンバリンウースターと並ぶ、質が高く、装飾が美しい作品を作ったことで知られるメーカーのもの。
その上、カップの形が、浅く広がっている、紅茶を一番美しく見せてくれる形ではないかと思います。
三拍子ならず、五拍子そろった、とてもレアなカップ&ソーサーです。
『HRダニエル・1840年代の鮮やかな青色のカップ&ソーサー』(ウェブサイトに掲載されています)
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