イギリス・コッツウォルズより、こんにちは〜🎵🎵🎵
8月に入ると、イギリスは本当に秋らしい空気に早変わりです。
昨日も車で通った畑の上には、大きなわらの塊が転がっていて、すっかり秋の景色が広がっていました。
スポードのカミラはお茶の木の花なのか?
ユーチューブでほぼ毎日、1分のショート動画『今日のアンティークカップ』をアップしています。
今までもDrawerで何度かアップしているコープランドスポードの”カミラ”というパターンのお品。
今回、Drawerでアップしたお品は、1890年代に作られたお品です。
『1890年代・スポード-コープランド期 スポードカミラ 優しいブルーが美しいティーカップトリオ』
”カミラ”というが、”カメリア”=椿で、ここに描かれているお花は、カメリア・シネンシスというお茶のお花、ということが
通説になっているのですが、このお花はどう見ても、お茶のお花ではないのです。
植物に詳しいお友達ともお話ししてみて、このお花は一体何のお花だろうかと調べてもらったのですが・・・
おそらく、このお花に近いかしらと。
Potentilla recta
お花が違うので、このポテンティラそのものを描いているのではないようなのですが、ギザギザの葉がとても特徴的なので、
どうだろう・・という話をしているところ。
このポテンティラも、お花の形は全く違うし、葉っぱだけは似ているのだけれど。。。
こちらのお品は、1800年代初期にすでに作られていて、1890年代にリバイバルで作られたものになります。
1800年初期の時代には、植物の図説が作られ、たくさんの植物が外国からイギリスに渡ってきた時代です。
そんな中で、陶磁器には図説を見て、見たこともない植物が描かれました。
おそらく、いくつかの植物を混ぜ合わせて絵柄を作った可能性が高いかと思います。
ちなみに、カメリア・シネンシスの図説の絵柄はこちらです。
確かに、葉っぱにはギザギザがあるし・・・でも、
どう見ても、カメラの絵柄と、こちらのお茶の木は違うように見える。。。
200年前の時代にタイムスリップして、絵付け師の方とお話ししてみたい。
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