英国・コッツウォルズより、こんにちは〜???
なんと、1ヶ月以上もブログを書かずにいました。
もうすっかり秋、家の蔦の葉っぱは、真っ赤になっています。
家の中は毎日ヒーターをつけないと寒いくらい。今日の朝は、初めて車の窓が凍っていました。
ついこの間まで”夏”と思っていたのに、イギリスの秋は駆け足でやってきて、はっと気がつくと、冬になります。
今日は、アンティークシルバーのティーポットをご紹介します。
ヴィクトリア時代後期、1898年のスターリングシルバーの小さなバチュラーティーポットです。
鳥やうさぎの動物が森の中にいる様子が描かれた、とても珍しいティーポットです。
鳥は、キジでしょうか。
反対側にはうさぎが草原で戯れている様子が描かれています。
なんだか絵本のページがティーポットに描かれているようで、お話が始まりそうな気持ちになります。
ヴィクトリア時代の後期、この時代にデザインされたものを、”エクレクティック”と呼び、日本語で”折衷様式”と呼ばれています。
さまざまな様式が混ぜあったもの、という意味合いです。
この時代、英国の中では、日本のものが流行ったり、中国のシノワズリ風のものが出回ったり、植民地からの様式も取り入れられたり・・・と様々な様式、デザインが混ざり合った時代なのです。
このティーポットを見ていると、その様子が見て取れます。オリエンタルな雰囲気と英国のお花の絵柄などが合わさった絵柄がとても興味深いです。
作られた時代背景を考えながら、改めて絵柄や形などを見てみると、歴史が透けて見えてくるみたいで面白いですね。
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